医薬業界営業マン、おたまさんの日記

「健康に関してプロで在りたい」

精密検査の回避に解熱剤を使うことが起きている?~現場小話~

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担当している取引先を定期的に訪問する仕事、いわゆるルート営業が私の仕事です。担当する年数が長くなると関係性も深まり、興味深い話や噂を聞く機会がたまにあります。これからの兆しなのか明確ではないのですが、動向と捉えるべき事案か、と思った話がありました。

これまでコロナ禍において、薬業界では3回の大きな特需が発生しました。「マスク」→「消毒用アルコール」→「うがい薬」(★今ここ)と続きました。そして最近、ほんの一部の取引先から 解熱剤がよく売れている と言う話を聞いたのです。なぜそのようなことが起きているのか、現場で話をしていく中で見えてきたことをまとめてみます。

コロナよりも人間が怖いという事の経験

以下、 現場で聞いた実際の話 です。

緊急事態宣言が出る以前、初期の頃にコロナに感染した方のお話です。検査を受けた結果感染が確認され、接触した方全員が検査を受けられたそうですが幸い全員陰性であったそうです。

誰にも感染拡大してなくてよかった、とハッピーエンドで終わればよかったのですが…。この方は退院後、職を追われることになり、さらに風評被害から引っ越しまでせざるをえなくなってしまったとのことでした。

「コロナウイルスよりも怖いのは人だよね」

未知なるものに対する恐怖は誰しもありますが、非常に考えさせられる言葉です。

不可抗力で風邪を引いてしまった人がいたとして、あなたは責めますか?

検温をクリアするために解熱剤?

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冒頭で記載した様に、非常にマイノリティな事案ではありますが「最近風邪薬や解熱剤がよく売れるようになった」という話を聞きました。

罹患者が出た地域であったためか、「検温に引っかかりたくないという恐怖」があるのかもしれない、という分析をされていたのです。長年の経験則から、明らかに風邪の流行で売れているわけではなさそうだ、とのことでした。

発熱すると検査を受ける必要性が出てくるということに対し、強いマイナスイメージを持たれている方がいるのかもしれません。

疑われたくないという保身、現場の考察はあったものの事実は分かりません。もしも罹患という事実が生じた場合、前述したように社会生活にもたらす影響の大きさは計り知れません。

隠す必要のない社会にしなくては

先日東洋経済オンラインにて、感染者が謝罪する社会に対する記事が掲載されていました。望んでいたわけでもないのに、 罹患した人がまるで悪者の様に扱われてしまうからかもしれません。

自粛疲れや恐怖心、苛立っている空気感も関係しているのかもしれません。しかし、薬を飲んでまで隠そうと考えてしまう人が出ているのであれば、それはとても悲しいことだと思います。病気に罹ることが怖いのか、社会的ダメージを負う事が怖いのか一体どちらなのでしょうか。

大変な状態の人に寄り添う事が大切なのではないか、と考えさせる現場での話でした。

【栄養教育】の欠如が不健康人を作り出している~現場小話 ~

「我々の当たり前が当たり前じゃない」

ある医療関係者が 栄養に関わる知識レベル に関して言われた一言が印象的だったので、今回は食事に関して書いていきます。

もともと教えられていない?

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「学校教育で教えていれば健康じゃない人を量産しなくて済むのにね」

(え!?)健康じゃない人が量産されている、とはいったいどういうことなのでしょうか、また義務教育で教えればいいのに、の真意とは一体?

【義務教育】
文部科学省HPでは「普通教育とは、通例、全国民に共通の、一般的・基礎的な、職業的・専門的でない教育を指すとされ、義務教育と密接な関連を有する概念である。九年の具体的な内訳については、教育基本法は特に規定せず、学校教育法に委ねている。」とあります。

学校教育において、栄養に関しても学ぶ機会はありますが現場レベルで必要な知識は得られていないという指摘でした。ましてや受け身の姿勢だと、知ろうとすらしないのかもしれません。

生活に活かすべき知識

調味料の話になりますが、皆さんは購入する際どのように選ばれていますか? 例えば「油」にもたくさんの種類がありますが、私は購入する際に油の内容で選びます。いわゆるサラダ油にはリノール酸が多く含まれており、米油にはオレイン酸とリノール酸がバランスよく含まれています。

リノール酸、オレイン酸に関して話を展開するとオメガ-6、オメガ-9脂肪酸など広がってしまうので割愛しますが、いわゆる組成に関しての知識を知っていないと 比較検討して選択する ということが出来なくなってしまうのです。

油の話は例えですが、詳しく学ぶと「酸化しやすいシチュエーション」や「生活環における過不足を自ら補う」ことなどにつなげることが可能となります。。

こういった知識は確かに学校では教えてもらえません。1日に3回訪れる食事に関する知識は 能動的に自ら得ていく しかないのです。

 

真実をどこから抽出するか

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全然知らなかった…どうやって知ればいいのか?
知識がない場合、一体どこから正確な情報を取り入れていくべきなのでしょうか。溢れているのは購買意欲をそそるメディアの手法やタレントを起用したイメージ戦略による広告です。

青汁のCMなどがその代表例ですが、家族の健康を気遣う=野菜の代わりの青汁、というイコールの関係性を巧みに演出したりしています。(そもそもイコールの関係ではないのです)

健康産業に身を置いているからこそ知る機会が多いのですが、 大手に都合が悪い情報を発信している (添加物批判など)がために、メディアに出られない方が割と存在しています。そういった方はメディアには出ないものの、書籍出版や講演をされているケースがあり、そういった方の情報を得ることは非常に有意義です。

※業界では割と有名人の中戸川貢さんのリンクを張っています。

結局帰結するのは栄養

生きる上で食事は欠かせないものですが、栄養バランスに関するさわりは教わっても、自分で取捨選択する知識は能動的に得ていかなければいけないという事でした。

  • なんで添加物は悪いのか
  • 栄養素の偏りで何が起きてしまうのか
  • 塩分の撮り過ぎは本当に悪いのか

大人になってから勝手に身につく知識は残念ながらほぼありません。毎日欠かせない食事、毎日身体に取り込むものに関しての知識はあって不足がないと思われます。不安になってほしいわけではなく、 食べた物が身体を構成していくという意識 を持っていただくきっかけになれば幸いです。

【酵素】知っておくと役立つ話@酵素飲料

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「酵素」、ダイエットや健康を意識するうえで一度は目にしたことがあるワードではないでしょうか。医薬業界で営業職をしているのですが、実際に薬局やドラッグストアに行くとこの「酵素」と名の付く商品を置いていないところはほぼありません。

そんな酵素に関して、知っておくことでダイエットや健康によりマッチしたものを選ぶことにつながる、今回は少し実用的なお話です。

鵜吞みにしてたら騙される

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メディアや雑誌で取り上げられる○○酵素と名の付くものの多くは健康食品、サプリメントに分類されます。この分類に入るものの中には「数十種類の植物原料を使用」など、飲んだら健康にそうなイメージが脳内で構成されそうな記載はあるものの、単なる発酵エキスの場合があります。そして肝心の酵素は活きていない…なんてことはざらにあります。

というのも、酵素が活きているのであれば酵素反応が止まらないからです。昔の酵素飲料メーカー営業の方から、ビンの内圧が高まって割れてしまった話を伺ったことがありますが、今はほぼ聞くことのない話です。これはコンビニで購入できる乳酸菌飲料などもそうなのですが、基本的に熱処理などで菌を死滅させて発酵を止めています。

酵素飲料というよりは発酵エキス、という表現の方が適切なのかもしれません。

飲む意味はあるのか

発酵エキス、と書きましたが実際に発酵していたのであれば、使用されている原料は酵素反応によって細かく分解されています。細かく分解された栄養素は身体にとって吸収しやすい状態のため、吸収率の高い栄養素と捉えるといいのではないかと思います。そう捉えると猛暑冷たい物ばかりを食べ、胃腸の働きが鈍っている時には最適です。消化という重労働を強いる必要のない栄養補給法として適しています。

改めて酵素飲料を購入する側の認識でとらえると酵素が入った飲み物、と認識してしまうため内容や使いどころのニュアンスが微妙にずれてしまう可能性があるのは否めません。

原材料名は嘘をつかない

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これは飲む以前の話、消費者という自らの立場を守るための知識でもあります。正直なところ、酵素飲料の品質や価格帯はピンからキリまであります。とりあえず健康に良さそうなものが欲しい、という方にはお好きなものを選んでくださいとしか言いようがありません。目的が明確であり、使用したい場合はこの原材料をしっかり確認してください。

製品に必ず記載されている原材料名、ここに食物繊維や人工甘味料(アセスルファムKなど)、保存料(安息香酸Naなど)などの記載があったのなら、絶対にやめてください。本当に体に良いものを作っているかはきれいなパッケージではなく、その原料にあります。

現場での話を聞く限り、ダイエットやファスティング、腸活などに愛用者が多くいる製品にはそういったものは入っていません。何のために使用するのか、玉石混合の業界であるため、目的がブレると良い物を見過ごしてしまいます。

プロは現場にいる

一昔前、年末年始など病院が開いていない頃、何かあった時は近所の薬局に行ったものだという年配のお客様の声を聴きました。

病院が開いていないときに頼ることが出来た、というのは経験していない人からすると俄かに信じがたい話です。しかし、それだけ健康に対する知識が高い医療機関であるという裏付けでもありました。

医薬業界で営業マンをしていて分かったことは、健康に対する真実を発信しているのはインフルエンサーや通販番組の体験談でもなく、地域の相談薬局だったということです。

国家試験を受けた健康のプロである薬剤師がいる相談薬局などでアドバイスを受けると本物に出会える精度を高めることが出来ます。(プロ意識の高い方は特に)原価が安く、利益率が高い物よりも、もう一度使いたくなるものをしっかり勧めてくれます。そのため、良いものを勧めるために値が張るケースはありますが。

最後に

目的に沿ったモノを探すうえで、自分の体に合ったものを選択することが重要になります。今使っているモノが本当に良い物なのかどうか、見極めていただくきっかけになればと思います。

自身の応援団として健康相談のプロを味方につけてみてはいかがでしょうか。

医薬業界営業マンが栄養ドリンクをあまり飲まない理由

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バリバリ営業するための象徴であった時代があるアレ。 特徴的な茶色い遮光瓶、腰に手を当てグイっと飲みきれるサイズは50~100㎖、特徴的なあの味、極めつけはコレを飲んだら元気になりそうな雰囲気、もうお分かりかと思いますが今回は 栄養ドリンク の話です。

30年程前、1本5000円台のモノがそれはそれは売れていたという超バブリーな時代があったそうです。(医薬業界の方々情報)そんな栄養ドリンク、「疲れたときの○○」や「ファイトー○発!」などのキャッチフレーズと共にTVCMを見る機会も多くあります。現在は安価なものが主流となりドラッグストアやスーパー、コンビニなど購入できる場所は身近に多く存在するようになっています。(※厳密には規格が異なりますが、本記事ではエナジードリンクもカテゴリに含めています)

私は学生の頃、ただただ気合を入れるために栄養ドリンクを飲みまくっていました。生物として体力が一番ある時期であるのに対し、特に疲れていたからではなく、雰囲気で多用していただけなのですが…月に10本以上は飲んでいました。しかし医薬業界営業として働く現在、飲むことはほとんどなくなりました。

インプットされたあの味

「栄養ドリンクの味」はイメージが割と固定化されているようで、グミのような食品にも”栄養ドリンク味”が発売される程周知のモノとなっています。しかしこの味、うま味成分のグルタミン酸の様に特定の成分により作り出されているわけではないのです。

成分でよく耳にするものは”タウリン”ではないでしょうか。ケインコスギさんでもお馴染み、猛禽類のマークが有名な製品でも含んでいることを強調しています。

そんなドリンクの味、実は有効成分のタウリン自体の味ではありません。効能効果がある成分に由来するものではなく、実は香料や甘味料などによって整えられイメージ付けられたものなのです。(※医薬品のタウリン粉末は白色、そして無味)

血糖値マジック

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「良薬は口に苦し」という言葉、聞かれたことがあるかと思います。医薬部外品~清涼飲料水までのカテゴリの中、多くの栄養ドリンクで優先されている事、それは効果の実感ではなく飲みやすさです。この事実は製品を手に取り、裏に記載されている原材料名を見るとすぐにわかります。

高い割合で原材料名のトップに白糖などの糖類が記載されているケースが目立ちます。 特にこれは低価格帯のモノで見受けられやすいです。つまり、砂糖水に近いものを飲んでいるため、血糖値の急上昇を起こしているのです。液体のため、血糖値は素早く上昇し、飲んですぐ元気が出た!と錯覚してしまうのです。

この効果は血糖値が正常化すると共に薄れていくため、栄養ドリンクを飲んだ後に反動で疲れてしまう、なんてことを経験された方もいるのではないでしょうか。

※原材料名:食品表示法では、製品を作るのに使用した原材料に占める割合の多い順に一般名称で記載することになっています。
参考: 早わかり食品表示ガイド

カフェイン増し増し?

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眠気覚ましのお供カフェイン、これも栄養ドリンクに入っているケースがあります。カフェインはアデノシン受容体に結合し、神経を興奮させる作用があることが分かっています。そのため、エナジードリンクなどでは入っていないケースの方が珍しいです。

厚生労働省HPでは、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量は設定されていませんでした。海外を含めエナジードリンクの多用により亡くなった例や出生体重の減少例などが報告されています。しかしながら、日本では現状注意に留まっているのです。

栄養ドリンクに限らず、カフェインを含有している飲料は身近な存在となっています。先のHPでは摂取許容量に関しては個人差が大きいとの記載があり、自己責任を示唆しています。どんなものでも過剰だとリスクになり得るため、くれぐれも摂りすぎには気を付けてください。

長期保存を可能にする○○が割と多い

本来長期で食品を保存するには含水率(含まれる水分量)を小さくすることが求められます。水分量を小さくすることで菌の繁殖を抑え、安全性を保つことにつながるためです。栄養価の高い液体の賞味期限が2年間など、長期保存を可能にするために、何をしているのでしょうか。

長期の保存を可能にしているモノ、それは食品添加物です。代表的な保存料として安息香酸Na(あんそくこうさんなとりうむ)が挙げられます。菌などの繁殖を抑える作用がある反面、毒性が強いことが懸念されています。ヒトが飲む清涼飲料に含まれている安息香酸Naの量は安全性の観点より、かなり低く設定されているのですがこんなデータがあります。ヒトが摂取する基準の100倍濃度で行った動物試験では実験動物が死んでしまうという報告がされていました。

元気になるためのモノに何が入っているか、少量でも考えものですね。

最後に

砂糖・カフェイン・保存料の3つの観点から否定的な意見を書いてきましたが、栄養ドリンクを全く飲まないのか、否定しているのか、と問われたら「NO」です。これらのネガティブな課題を飲む人の目線でクリアしている真面目なメーカーも存在しているためです。CMを打てるほど大きい会社ではなかったり、メジャーではないものの、良い物は確かにあります。

私自身もメーカーに勤めており、最終的に誰かの口に入るものを作っています。

【家族にも飲ませたいか、食べさせたいか】
【健康になる目的に沿ったもので作られているのか】

是非そういった観点で日常生活に溶け込んだ元気の出る栄養ドリンクを観察してみてください。

飲みものの危険度調べました 三才ムック vol.685

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手軽に出来る腸活~ヨーグルトを種菌から~

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腸活、それは「腸に対して良いことをする」ことです。腸に良いことをしてあげることで、おなかの調子がよくなったり、便通が良くなったりと 腸からの返事 が返ってきます。

今回紹介するヨーグルトを食べることは腸活の方法としてもはや当たり前の方法になっています。今回は自作で試してみた”腸活”の手法の1つとしてご紹介したいと思います。

君(腸)に届けたい

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行った腸活はとてもシンプルな方法、腸に乳酸菌(また、その生成物など)を送り込むためにヨーグルトを食べるというものです。食べるヨーグルトは市販の種菌を購入し、自作をしました。

市販されているヨーグルトの多くは水分量が多い傾向にあります。また、ドリンクタイプだと過剰なほど加糖されているケースが多く、継続するにはデメリットが多いと判断し、使用するには至りませんでした。

自作をすることで不要なもの、”砂糖”や”添加物” を回避できるメリットがあります。デメリットとしては生きた菌を使用するので衛星管理する必要が出てきます。糖質などをコントロールしたい場合には自作がオススメです。

使用したモノ一覧

使用したものは以下の3つになります。

・種菌セット
・牛乳(※生乳表記のもの)
・タッパー(容量:1リットル)

種菌セットはフジッコ カスピ海ヨーグルト 種菌 (3g×2個入)を使いました。2種類の共存関係にある菌が混合されているものです。主役であるクレモリス菌に関して、掲載されている論文から便(う●ち)に関して非常に有効な働きをすることが報告されています。

酪酸菌は名前の通り、酪酸を作り出すことで 腸内を弱酸性 にする手助けをします。酪酸は悪玉菌を抑制し、乳酸菌などの有用な菌が住みやすい環境にしてくれることが報告されています。

腸活の精度を高める為に

ヨーグルトなどの発酵食品を摂取する事に加え、更に腸活の精度を高めることが実は簡単にできます。

腸内にいる 腸内細菌の好物 を私たちが食べることで、消化の過程で送り届けることが出来ます。食物繊維やオリゴ糖など、有用な腸内細菌たちに対して良い栄養を送って元気づけてることが出来ます。

夏のワンポイント、冷たい物ばかりを控え、お腹を冷やさないことも愛すべき隣人のためになります。

我が家の調査

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「プロバイオティクス○○ヨーグルト」のようなパックヨーグルトを時折購入することはありました。しかし、摂取することで目を見張る程の変化を感じたことはありませんでした。

自身の腸活という名目で始めましたが、食生活は家族と共にしています。家族を含め、ヨーグルトの自作と摂取で何か 良い影響 は出るのだろうか?と調査をしてみました。

気になっていたのは2歳になるジュニアのうんち。卒乳後、通常の食事になり始めてからう●ちの匂いがやけに大人っぽくなっていたのです。ヨーグルトを日常的に摂取させることで変化が起きないだろうか、と期待しつつ1日1食、おやつの時間にあげることにしました。

結果と考察(※我が家の結果)

まだオムツが取れていない我が子に自家製のヨーグルトを上記の回数で与えたところ、翌日から結果が現れ始めました。 便の色と硬さ が変わりました。(匂いは若干緩和)

育児をされている方は頷いて頂けるかもしれませんが、色はバナナ色に近くなりました。匂いも若干緩和されたことでオムツを替えるハードルが若干低くなった様に感じました。

ヨーグルト作成で使用した種菌、実は ナイシン という抗菌ペプチドを作り出してくれる菌種でした。これによる腸内環境の改善ができたのかもしれません。

大人でも分かる

タイムラグはあったものの、私の便もきれいなバナナ色に変貌を遂げ、ヨーグルトによる 腸内環境の変化 を実感することができました。

今回の主役であるクレモリス菌、Googleにて名称「actococcus lactis subsp. cremoris」で検索すると約20万件ヒットします。その中には動物試験ではなく、ヒトの試験結果も多く含まれており、腸活には良い影響をもたらすことが示唆されていました。

最後に

簡単な腸活のほんの一例ではありましたが、非常に有益な体感と体験をすることができました。また、自分の口に入るものを自ら作ることは食に関する学びにもつながりました。

ヨーグルトに限らず他にも色々試していきたいと思っています。自作ヨーグルト、気になった方は是非試してみてください。

健康志向とは?「スーパーサイズミー2:ホーリーチキン(2019年)」を見て

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「スーパーサイズミー(2004年)」という映画を御存じでしょうか。朝昼晩、マクドナルドのセットメニューのみの食生活を1か月間続けるとどうなるかを検証し、ファーストフード業界に風穴を開けるような内容の映画です。

そんな頭のネジが飛んだ監督モーガンによる映画の続編がアマゾンプライムビデオで公開されていたため、すぐに見てみました。モーガンが撮影したのは進化したファーストフード業界の実態…少し経営の要素が強いかもしれませんが、思った以上に私たちを取り巻く食品事情はヤバイ状態にあるのかもしれません。

健康志向という罠

野菜もたくさん入っているし、ヘルシーで健康そうに見える、そして食べるとおいしい! ファーストフードが身近な存在となっていることは、 厚生労働省HP ファストフードのエネルギー(カロリー) を見ても解ります。

映画の作中、アメリカファーストフード業界が大きな進化を遂げたことが明らかになります。それは 健康志向 を取り入れたということです。製品の見栄えは素晴らしくなったものの、提供される食品のカロリーなどが根本的に変わったわけではありません。消費者心理を巧みに操作することで、購入する我々の罪悪感をコントロールするという恐ろしい術を身に着けてしまったのです…

ずぼらな健康意識

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こんな表記をされると美味しそうに思いませんか?

  • 手作りの○○
  • 天然の○○を使用しています
  • 産地直送の○○

こういった表記、実は 健康ハロー効果 というものが取り入れられています。

普通の事がさも特別な事のように聞こえる魔法です。「店頭で手作りしています!」店頭で盛り付けはしているけれど、大部分の加工は工場でされている、実はよくある話なのです。

食品に対する若い世代の求める要素として、原料の透明性 が挙げられると映画の中では紹介されていました。産地はどこだろう、安全なのだろうか?と考えるのは当たり前かもしれません。しかしなぜか、ファーストフードではこの食の安全セキュリティが働かなくなることがあります。

【※これはイメージです】

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とあるハンバーガーショップで壁のイメージ写真を見ているとします。牧草の広がる丘で牛がのびのびと草を食んでいるイメージ写真…あくまで イメージ なのです。

消費者の頭の中では、さもそのような環境で育った健やかな牛のお肉を食べている気になっています。

しかし、現実は異なります。 放牧などはされることなく、徹底的に合理化された工業製品の様に飼育されているのです。 こういった実情は下記の記事で詳しく取り上げています。

小手先の言葉やイメージ写真で印象が操作され、 食べているモノの真実が見えにくくされている ことが指摘されていました。

2020年4月より適用された食品表示法(改定)は、消費者が自主的かつ合理的に食品を選択することを目的とした法律です。どこで作ったものなのか、または加工したのか、添加物は何かなどが消費者に分かりやすくなったという事ですが…。果たして一目で判断できるのでしょうか。

合理的な選択を目的とは裏腹に、一目で判断できないという実情(状況)があるならば、まだこの法改正には表示の抜け道があるように思えてなりません。

ファーストフード店の全てを暴露するファーストフード店

結局のところ、企業は様々な手を駆使してハイカロリーの食べ物を ヘルシーに見せている だけなのです。これはアメリカだけの話ではなく日本も同じです。最近でいうとバンズをお米にしていたり、健康そうに見える商品の提案が増えていると思いませんか?

モーガンはファーストフード業界と戦うため、敢えてファーストフード店をオープンしました。従来のファーストフード店は情報を隠蔽し別の方法で如何にクリーンに見せるか尽力してきました。しかしモーガンは従来のファーストフード店とは真逆の発想で、全てを暴露するためのお店をオープンしたのです。ショッキングな実情を知ることになった来店者たちは驚きを隠し切れない様子でした。

まとめ

ファーストフードはスタイリッシュにみえる反面、栄養素の観点から確実に不足しているものがあることが厚生労働省HPにも記載されています。

きれいに盛り付けられても、果たして使われている原材料となった家畜の飼育状況はどうだったのでしょうか?

果たしてイメージ写真のように本当にクリーンなのでしょうか。今一度利便性で見えなくなり、犠牲にしているかもしれないものを考えてみる必要があるのかもしれません。

健康志向のつもり。でもファーストフードや外食が大好き!という方はこの映画を一度ご覧になってはいかがでしょうか。

「酵素」に関する学び ~その①~

f:id:Otama3:20200707115122j:plain ダイエットや健康のために、酵素製品を使ったファスティングが浸透してきています。ファスティングと代謝は密接な関係にあることから、代謝をつかさどる酵素について 「酵素」の謎――なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか(祥伝社新書314) を読んで学びを深めました。そのファスティングを推奨し、実践する酵素栄養学の第一人者はドクターでもあります。彼が現場で実践している例は、我々の食生活に振り返るきっかけを与えてくれます。

酵素の基礎知識

「食べた物が血となり肉となる」、これに異論を唱える人はいないと思います。この「食べる・肉となる=消化する・吸収される」という過程を、ミクロの世界から見ていくと必ず酵素という存在にたどり着きます。

酵素とは食べた物を分解し、新たに身体の構成材料に用いたり、活動のエネルギー源にしてくれる黒子的存在です。タンパク質から構成されている酵素ですが、年々新しいものが見つかっており、今では数万種類あると言われています。

初めて見つかった酵素は○○

人類史において酵素が発見されたのは今から200年以上前、1833年のことです。発見されたのはジアスターゼ(アミラーゼ)と呼ばれる酵素、唾液中にも含まれており、デンプンを分解する働きがあります。

お笑い芸人の麒麟、田村がお米をかみ続けると”味の向こう側”がある、という話をしていましたが関連があるのかもしれませんね。
※語尾に:-ゼ(-ase)と表記されているものは酵素の事です。

まるで職人気質

たくさんの種類がある酵素ですが、“基質特異性”(きしつとくいせい)というルールに縛られているケースが多く見受けられます。例えばデンプンを分解するのはアミラーゼというように、決まった仕事のみをするケースが多いのです。(もちろん例外もありますが)まるで職人のような頑固さを感じます。

働く条件にも厳しく、人の深部体温38-40℃辺りで働きが活発になり、それ以上・以下の温度では働きにくくなってしまいます。働きやすい好みの温度がはっきりしているわけです。

温度が高すぎる場合、タンパク質で構成されているがゆえに、酵素は壊れて動かなくなってしまう、ということが分かっています。これを失活といいます。タンパク質が熱により失活する様子は朝食の風景に見ることができます。目玉焼きを作るとき、加熱する前白身は無色透明なのに、加熱した後は白色で固形化されますよね、このようにタンパク質は高い熱を加えることで形が変わってしまうのです。

超重要:ビタミン・ミネラル

酵素はタンパク質から構成されていると記載しましたが、実はそれだけでは動かない酵素が数多く存在します。働くために必要なのは五大栄養素でもおなじみの2つ、ビタミンとミネラルです。

ビタミン:補酵素(ほこうそ)
ミネラル:補助因子(ほじょいんし)

と呼ばれ、酵素の重要な部品として取り込まれることで初めて働くことができるものも多くあります(酵素の活性化)。実は唾液に含まれている酵素(アミラーゼ)の中にも、カルシウムが使われています。骨の形成のためのミネラルだけではなく、酵素の補助因子として身近に組み込まれているのです。
※分子生物学などを勉強するとより詳細に学ぶことができます。

食事から酵素を摂取せよ

酵素の認識について、体外から取り入れる酵素は胃の強酸で失活(働きを失ってしまう)するというのが常識でした。しかし、果たして本当なのか?と考えさせられる場面に出くわしました。いわゆる体外から摂取した酵素が消化を助けるという考え方です。パイナップルなどの酵素等とは別の観点のため、こちらに関しては調査していこうと思います。

興味のある方は、ぜひご一読ください。